たまねぎの栄養・健康効果
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たまねぎの栄養・健康効果
たまねぎは、栄養面から見た限りでは、特にこれと言った優れた特性を備えている訳ではありません。けっして栄養価の高い野菜ではありませんが、食用とする鱗茎(葉に相当する部分)が栄養分を蓄えている部分であり、光合成によって産生された炭水化物がグルコース(デンプンを構成する成分)など低分子の糖質として蓄えられています。
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たまねぎ(鱗茎)は、加熱すると飴色から褐色へと変化します。その際に生成される褐色の物質(メラノイジン)に抗酸化作用があるとする説が有力です。ただし、この説はいまだ実験段階であり、加熱調理したたまねぎからメラノイジンを摂取すると高い確度で健康への良い影響が得られるということが実証されている訳ではありません。それよりも、たまねぎを加熱調理して飴色に変わる過程で辛味成分が分解されて減少し、相対的に本来持っているグルコースなどの糖質の甘味が際立ってきます。たまねぎは生のままでは辛味や香りの強い野菜ですが、様々な料理で使われてる人気の食材であるのは、鱗茎に比較的豊富に蓄えられている糖質のお蔭と思われます。
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